猛烈に発達した低気圧「ストームエオウィン」、アイルランドやイギリスを直撃。建物被害や倒木などの報道も

「ストームÉowyn」が猛威を振るっています。アイルランドでは50m/sを超える最大瞬間風速を観測しました。
ウェザーニュース

猛烈に発達した低気圧である、ストームÉowyn(エオウィン)がアイルランドやイギリスを直撃し、暴風をもたらしました。アイルランドでは最大瞬間風速が50m/sを超えた所があり、国内記録を更新することになる見通しです。

週明けに再び発達した低気圧が接近

ストームÉowynは現地時間の24日(金)にアイルランドからイギリス北部を通過しました。

低気圧の周辺では猛烈な風が吹き荒れ、アイルランド西岸のMace Head(メイス・ヘッド)の観測点では最大瞬間風速50.8m/sを観測しています。アイルランドの気象当局によると、データ精査前の暫定値ではありますが1945年に観測された記録を上回る見通しとのことです。

また、イギリスでもスコットランドを中心に暴風となり、局地的には40m/sを超える風が吹きました。現地の報道では建物の被害や倒木などが相次いでいる様子が伝えられています。

ストームÉowynはイギリスやアイルランドから離れましたが、来週早々には次の発達した低気圧が近づく予想です。再び荒天となるおそれがあるため、気象当局は引き続きの注意を呼びかけています。

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