ディズニーで話題の“証明書”がまたも転売サイトに。無料のはずが、5枚セットで高額な価格設定にファン嘆き

東京ディズニーリゾートが期間限定で学生に無償で提供している“ある証明書”が転売され、疑問の声が上がっています。
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東京ディズニーリゾートが期間限定で学生たちに配布している“ある証明書“が、フリマアプリなどで転売されていることが散見され、SNSでファンから嘆きの声が上がっています。

転売されている証明書とは?

転売が確認されているのは、東京ディズニーリゾートが学生を対象に無料で提供する「東京ディズニーリゾート卒業しない証書」。1月10日から3月16日までの期間限定で配布される特典です。

この証書は、東京ディズニーリゾートが「この春、学校は卒業しても東京ディズニーリゾートは卒業しないでほしい」という想いを込めて配布したもので、学生限定でパーク内のキャストから直接もらえるほか、公式サイトでは誰でもダウンロード可能な形で提供されています。

しかし、フリマサービスではこの「卒業しない証書」が転売されている事例が多数確認されました。証書の相場は800円程度で取引され、5枚セットで4000円という高額で出品されていた事例もあります。

今回の転売行為には、「本当にがっかり」、「特別な思い出を作りたい人もいたのに」、「なんでこんなことするかなぁ 」といった声が寄せられています。

長年の転売問題、対策講じるも解決されず

東京ディズニーリゾートでは、長年にわたり人気のグッズや特典などがフリマアプリ上で高額転売される事例が続いており、その対策は重要な課題として取り上げられてきました。

ディズニーランドやディズニーシーで販売されているカチューシャはその問題を象徴する代表的な例。過去には1800円で販売されたカチューシャが6500円で転売される事例もありました。

パークを運営するオリエンタルランドは2022年、メルカリと転売対策に関する覚書を締結し、グッズ転売の監視と取り締まりの強化を図っていますが、転売行為を完全に止めることは難しい状態が続いています。

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