京都にあるニンテンドーミュージアムに行ったら…⇒“キャラクター愛”溢れる装飾に「行ってみたい!」と話題

任天堂ファンも大興奮…!

京都府宇治市にある「ニンテンドーミュージアム」。併設されたカフェの装飾が話題になっています。 

あれっくすさん(@NStyles)はニンテンドーミュージアムに行ったときに、金網のパーテーションを発見し「こういう自己主張控えめのゲームからの引用いいよね」とXに投稿しました。

投稿には11万もの「いいね」がつき、「マリオで何回叩いたことか…!行ってみたい!」「パーツ付けて良ければデコレーションしますよ!?(笑)」「ノコノコぬいぐるみを張り付けたら完璧!」と大きな反響が寄せられました。

20年以上前から任天堂のファンサイトを運営するという、あれっくすさんに投稿について聞きました。

――今回、ニンテンドーミュージアムに行くことになった経緯を教えてください。 

2022年4月に任天堂の旧社屋を改築した「丸福樓」というホテルが開業し、「いつかみんなで泊まりに行きたいね」と昔からのNINTENDO64ファンの友人たちと話していて、6人で泊まりに行くことになりました。せっかく京都に行くのだからと、各自ニンテンドーミュージアムのチケットも予約していたのですが、抽選倍率が高く、友人1人を除いて落選してしまいました。

がっかりしていましたが、予約キャンセル分の先着販売開始に運良く気づき私を含む2名がチケットを取ることができ、訪問するに至ったという経緯です。私はせっかく京都に行くんだからたっぷり楽しみたいなと思い2日分のチケットを確保しました。

――投稿に写っていた金網はどこにありましたか?

ミュージアムに併設されたカフェ「はてなバーガー」のカウンター席とテーブル席の境にあります。1日目にはカフェに行く時間がなく、友人と外から眺めていたのですが「あの金網、マリオのだよね」と友人が気づき興奮しました。2日目にはカフェに行く時間が取れたので、店内で撮影しました。

――あれっくすさんはどのゲームに登場するデザインだと思いましたか?

店内では明確に「なんのゲームのものか」は明示されておらず、どのゲームからの引用か、そもそも引用なのかは見た人の反応に任せるというスタンスだと思います。

個人的には、45度の角度に傾いていること、赤色に塗られていることからスーパーファミコンの「スーパーマリオワールド」のお城ステージにある金網であろうと思っています。マリオがよじ登り、裏側にいるノコノコをパンチで倒したり、金網の小窓を叩いて裏側に回ったりするギミックがありました。

その後の「マリオ」シリーズでも金網は登場していますが、一番近いのは「マリオワールド」だと思います。私の写真に対する反応も「登りたい」「亀を叩きたい」「回転させたい」というものが多く、同じ連想をされた方が多かったようです。

――ほかにどのような装飾がありましたか?

店内には、どうぶつの森に登場する魚や昆虫を図鑑のように並べた絵なども掲示されていました。

――多くの反響が寄せられています。

私が任天堂のファンサイトを作った頃は「任天堂はいいゲームを作っているのに評価されていない、自分たちが応援しなきゃ」という思いがありました。数少ない新作ゲーム情報を共有し、ゲームの感想を夜通し語り合い、そういう時期を共に過ごしたからこそ、当時の友人たちともまだ親しくできているのだと思っています。

そのことを考えると、任天堂が自ら博物館を作り、高い倍率の抽選をくぐり抜けないと訪れることすらできないという状況になっていること、たった1枚の写真に対しとても多くの人がゲームの思い出を話しているのは信じられない思いです。我々のようにマリオワールドをリアルタイムで体験した人だけでなく、もっと若い世代の人たちも反応していて、とても嬉しかったです。

ニンテンドーミュージアムにはマリオの金網以外にもたくさんのイースターエッグ(隠し要素)がありました。今回の訪問で見つけきれなかったものもたくさんあるので、また何度か訪れて、その都度新しい発見をしたいです。