【解説】「バックオフィス」の意味とは?これからの社会にも役立つカタカナ・外来語の取説

意味を知っているようで上手く説明できない外来語、今回は「バックオフィス」を詳しく解説していきます。

私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。

外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

「バックオフィス」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?それでは見ていきましょう。

バックオフィス
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バックオフィス

◇言い換え語
事務管理部門

◇用例
生産性革命の舞台は工場の製造ラインから,バックオフィス(事務管理部門)や企業間取引まで広がっている。

◇意味説明
前面に出ることなく後方で事務や管理業務を行う部門。

◇手引き
実業界の現場などでは、「バックオフィス」に当たるものとして「間接部門」が使われる場合もありますが、一般に対してはやや分かりにくいと思われているようです。

業務の内容に即し、「事務部門」「管理部門」のように言い換えてもよいといいます。

また、対になる語に「フロントオフィス」がありますが、「営業部門」「顧客部門」など、業務の内容に即して言い換えるのが適切だといいます。

◇その他の言い換え語
事務部門
管理部門
間接部門

◇複合語例
バックオフィス部門 ⇨ 事務管理部門
バックオフィス業務 ⇨ 事務管理業務