フジテレビでCM放映、企業で見合わせの動き。大手生命保険は「総合的に勘案し差し止めの対応」と発表

フジテレビでスポンサー企業のCM放映見合わせ相次ぐ。タレントの中居正広氏と女性とのトラブル受け

タレントの中居正広氏と女性とのトラブルを巡り、自社の社員が関与したと報じられているフジテレビで、企業がCMの放映を見合わせる動きが広がっている。

経緯を振り返る

週刊文春などは2024年12月、中居氏と女性との間でトラブルが発生し、中居氏が多額の解決金を支払ったなどと報道。

フジテレビ社員を交えた複数人で会食をする予定だったが、当日に中居氏と女性以外は会場に現れず、その後に女性とのトラブルに発展したとしている。

これらの報道を受け、中居氏は公式ウェブサイトでトラブルや⽰談が成⽴していることは事実とお詫びした上で、「このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません」と報道を一部否定している。

フジテレビも1月17日、記者会に参加するメディアに限定した記者会見を開き、港浩一社長が第三者調査委員会を設置して事実関係の調査を進めることを明かしたが、事実関係などについては詳細な回答を避けた

CM差し止め

こうした状況の中、「明治安田生命」は1月18日、ウェブサイトで「お知らせ」を発表。

「フジテレビをめぐる一連の報道内容等を総合的に勘案し、当面の間、同局で放映するCMを差し止める等の対応をいたします」と発信した。

このほか、「トヨタ自動車」や「日本生命保険」、「花王」などがCM差し止めに動いていると報じられており朝日新聞によると、自社CMの出稿を差し止める動きは少なくとも10社以上にのぼっているという。

注目記事