衝撃の動画が伝えるチャイルドシートを正しく装着する大切さ。子どもの命を事故から守るには?【動画】

チャイルドシートの正しい着用は、子どもを重大事故から守る上でとても大切です。JAFが検証動画を公開しました。
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rudi_suardi via Getty Images

日本自動車連盟(JAF)は1月20日、側面衝突におけるチャイルドシートの安全性を検証した結果を公表しました

試験は、従来の安全規則「R44」と新安全規則「R129」に適合したチャイルドシートをそれぞれ用い、時速50kmで側面衝突を再現。チャイルドシートに身長114cmの6歳のダミー人形を座らせ、衝突時の挙動計測を行いました。

子どもに及ぼす危険性を検証しています。

正しく装着しないと非常に危険

実験では、正しく取り付けた場合は「R44」および「R129」のいずれのチャイルドシートの場合も、重篤な障害につながる恐れのある衝撃は確認されませんでした。

一方、正しく使用しなかった場合、頭部損傷の恐れのある衝撃や挙動がみられました。また、シートベルトのみを使用した場合は、側頭部をドアや窓ガラス等に打ち付けることも明らかになりました。

「R129」とは、従来の安全規則の「R44」からさらなる安全性の向上を図る新しい規格を盛り込んだ次世代の安全規則です。新安全規則では新たにドア側(側面)からの衝突に対応。2023年9月以降は、この「R129」に適合したチャイルドシートのみ生産されています。

今回の検証は、チャイルドシートの正しい着用が、重大な怪我を防ぐ上でいかに重要かを示しています。JAFは、6歳以上であっても、身長150cm未満の子どもにはチャイルドシートやジュニアシートを着用することを推奨しています。

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