
Jim Spellman via Getty Images
失語症などを理由に俳優を引退したブルース・ウィリスさんが久々に公の場に姿を現した。
山火事の被害が深刻なアメリカ・ロサンゼルスで、対応にあたる警察官に感謝を伝えるウィリスさんの姿を、妻のエマ・ヘミング・ウィリスさんが1月16日にインスタグラムで公開した。
ロサンゼルス山火事ではこれまでに27人が死亡し、1万2000棟以上の建物が被害を受けており、今も消火活動が続いている。
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動画は、ウィリスさんが警察官と握手を交わし、記念撮影に応じる姿をとらえている。妻のエマさんは、「緊急対応者を見かけると、ブルースは必ず心のこもった握手をし、ご苦労様と感謝を伝えます。昨日もそうでした」とコメントした。
「アルマゲドン」や「ダイ・ハード」シリーズなど数々の人気映画に出演したウィリスさんは、2022年3月に失語症を理由に俳優業から引退。その後、病状が進み、前頭側頭型認知症(FTD)と診断を受けたことを、家族が公表していた。一般に、FTDは同じことを繰り返す、言葉の意味がわからない、言葉が出にくくなるなどの症状がある。
これまでも家族との写真はSNSに投稿されていたが、この映像は、引退発表以来、ウィリスさんが公の場に姿を現した初めてのものとみられている。投稿には10万ほどのいいねがつき、元妻で俳優のデミ・ムーアさんとの間に生まれた娘のタルーラさんも「この映像を見て、胸が一杯になった」とコメント。ファンからも「美しい瞬間」「ブルースが今も笑顔でいることがわかって嬉しい」など喜びの声が多数寄せられた。
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※この記事はハフポストUS版を翻訳・編集しました。