84通りの「辺」だけが並んだ展示⇒「漢検受験者」の名前から集めた“一文字”が衝撃的だった

漢検協会の2016年の記事によると、「わたなべ」姓一つ取っても100種類ほど字体があるそうです。

「ワタナベ」などの苗字に使われる「ナベ」の漢字は、何通りあるか知っていますか?

日本漢字能力検定協会の公式X「漢検、中の人」(@kanken_inside)が1月15日、無数の「辺」が並んだ写真を投稿し、衝撃が広がっています。

漢検公式は「漢字ミュージアムにある、漢検受検者の名前の『辺』だけを集めた、狂気じみた展示に来ました。全部で84字。壮観すぎる」とコメントし、展示の様子を公開。

84種類の「ナベ」が並んでいますが、一般的な「辺」やその旧字とされる「邉」「邊」以外は、自分の苗字でなければ違いの判別すら困難な漢字ばかりです。

この画像には「throughのつづりが昔515通りあった、みたいなやつですね」「(「辺」の刀部分が)力になってるの初めて見た」などの声が寄せられています。

漢検公式の投稿には「『わたなべ』だけで100種類!?日本人の名字の話」という漢検協会の2016年の記事のURLも添えられています。

その記事によると、日本人の名字はほとんどが漢字で書かれており、種類も豊富。「『わたなべ』姓一つ取っても100種類ほど字体がありますし、同じ表記でも地域によって読み方が違うものがあります」と説明しています。