紅白歌合戦、世代別で「最も注目された」パフォーマンスは?X世代、Y世代、Z世代が釘付けになったのは…

世代別でこんなに違う!X世代、Y世代、Z世代がそれぞれ一番注目した紅白のパフォーマンスとは?
Three generations of family watching TV
Three generations of family watching TV
a-clip via Getty Images

様々な世代が一緒に観ることの多いNHK紅白歌合戦。注目するアーティストが違うなど、世代間のギャップを感じる場面もあるのではないでしょうか?

2024年大晦日に放送された第75回NHK紅白歌合戦には、演歌歌手からKPOPグループまで幅広いジャンルのアーティストが出演しました。世代によって注目するパフォーマンスに違いはあったのでしょうか?

家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「注視」を計測する視聴分析サービスを提供するREVISIO(リビジオ)は1月10日、紅白歌合戦の「どのシーンが注目されたのか?」を世代別に分析した結果を公表しました。

この調査では、NHK関東の地上波放送の「注目度(テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合)」を集計。X世代、Y世代、Z世代ごとに分析しました。

X世代:1965-1980年生まれ
Y世代:1981-1996年生まれ
Z世代:1997-2009年生まれ

世代別に「注目度」が一番高かったパフォーマンスを紹介します。

Z世代:Omoinotake「幾億光年」(注目度84.0%)

Z世代が一番注目したのはOmoinotakeの「幾億光年」のパフォーマンスでした。この曲は、2024年に放送された二階堂ふみさん主演の恋愛ドラマ「Eye Love You」の主題歌に採用されて、大ヒットしました。

REVISIOは、Omoinotakeパフォーマンス前後に、Z世代に人気のこっちのけんとさんやDa-iCE、ILLIT、緑黄色社会などの登場が続いたことが、高い注目度に貢献したのではないかと分析しています。

Y世代:歌って踊ろう!KIDS SHOW「パプリカ」(注目度76.0%)

Y世代の注目度が一番高かったパフォーマンスは、紅白出演者が有志で参加した特別企画「歌って踊ろう!KIDS SHOW」の「パプリカ」でした。

この企画には、Mrs. GREEN APPLE、Number_i、BE:FIRSTなどの豪華アーティストに加えて、「おかあさんといっしょ」のキャラクターや出演者も出演して一緒に踊りを披露しました。REVISIOは、この演出が子育て世代でもあるY世代の注目を集めたようだとしています。

X世代:B’z「LOVE PHANTOM」「ultra soul」(注目度73.4%)

X世代が最も注目したパフォーマンスはB’zの「LOVE PHANTOM」と「ultra soul」でした。

この2曲は元々プログラムになく、サプライズで披露されました。全世代の注目を集めた人気のシーンですが、特に注目度が高かったのはX世代だったといいます。REVISIOはデビュー当時からB’zの音楽を聴いてきたX世代の中に、夢中になる人が多かったのではと分析しています。

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