福音館書店は1月7日、児童文学の名作『魔女の宅急便』が刊行40周年を迎えるのを記念して、漫画『SPY×FAMILY』の作者・遠藤達哉さんが描き下ろした特別カバー付き文庫第1巻を2025年2月3日から期間限定で発売すると発表しました。
新たな表情を纏った『魔女の宅急便』
『魔女の宅急便』は、作家・角野栄子さんが1985年に発表した児童文学作品。13歳の魔女キキが一人立ちし、人々との交流を通して成長していく姿が描かれています。その温かな物語は、1989年にスタジオジブリがアニメ映画化し、さらに20以上の国と地域で翻訳出版され、日本を代表する児童文学として広く親しまれてきました。
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今回のリニューアルでは、文庫全6巻のカバーが新しくなり、その第1巻に遠藤さんの描き下ろし特別カバーが採用されています。繊細で躍動感あふれる「夜空を飛ぶキキ」が表現されたこのカバーは、原作の世界観に新たな息吹を吹き込んでいます。
遠藤さんは、今回の制作にあたり原作を中学生以来読み返し、その優しさや温かさに改めて感動したとコメント。「こんなに素敵で長く愛され続ける作品に携われたことを光栄に思います」と語りました。
また、原作者・角野栄子さんも、40年もの間作品が愛されていることへの感謝を述べ、「遠藤さんによる元気みなぎるキキの姿を楽しんでください」と語りました。
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