41歳の同僚の死、番組で伝えた米スポーツニュース司会者が涙をこらえ言葉を詰まらせる

がんの闘病を続けていた同僚の功績を称えたニュース司会者。家族の話になると言葉を詰まらせた
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via Associated Press

米スポーツチャンネルESPNのニュース番組「スポーツセンター」の司会者ランディ・スコット氏は12月23日、番組のリサーチマネージャーを14年務めたザック・ジョーンズ氏が41歳で死去したと放送中に伝えた。

ジョーンズ氏は2年前に大腸がんと診断され、その時点で転移していたという。

スコット氏は、ジョーンズ氏の姿を視聴者が目にすることはなかったものの、ゴルフ中継や女子バスケットボールなど、番組が伝えるニュースには彼の仕事が反映されていた、と14年の功績を伝えた。

また、家族に話題が移ると感情が込み上げてきたようで、放送中に言葉を詰まらせた。

「彼はここで結婚して家族を持ちました。スタンフォード大学を卒業し、カーディナル(スタンフォード大学の学生スポーツチーム)やゴルフが好きで、妻のアンバーと先月10歳になった息子のサイラスを愛していました。サイラスはクリスマス3日前に父親を亡くしました」

「数週間前に食堂でザックを見かけた時、希望を持っていましたが色々と考えているようでもありました。最近テキサスに引っ越したので、家族がうまく馴染んでいてほしいと言っていました。彼は必死に闘いました。今休むことができます。友よ、私たちはあなたを愛しています」

ESPNは12月、元アメリカンフットボール選手で解説者のランディ・モス氏が健康上の理由で長期的に休職すると発表した。

モス氏はその後、胆管にできたがんを摘出するための手術を受け、放射線治療と化学療法を受けていることを明かした

また、ESPNの「スポーツセンター」の人気司会者だったスチュアート・スコット氏は10年前、がんの闘病後、49歳で亡くなった

スコット氏は「枕の反対側のようにクールだ(落ち着いている)」などのキャッチフレーズで、スポーツキャスターとしての伝説的な地位を築いた。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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