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※2024年にハフポスト日本版で反響の大きかった記事をご紹介しています。(初出:5月1日)
アメリカ・バージニア州の動物保護施設から里親に引き取られた巨大猫が、1年かけて減量。その「激変」した愛らしい姿が、ネットを賑わせている。
猫のパッチェスが2023年4月に里親のケイ・フォードさんに引き取られた当初、体重は約18キロあった。同州リッチモンドの保護施設RACCが当時、まるまる太ったパッチェスの写真をFacebookに投稿したところ、あまりの大きさが注目を集め、メディアでも報じられて一躍躍人気者となった。
RACCが当時投稿した写真には、スタッフとみられる人がパッチェスのぽよよんとした大きな体を両腕でがっしりと抱えている様子が写っている。
RACCがパッチェスの引き取り手を探していたところ、その情報がフォードさんの耳に入った。フォードさんは過去にも、太り気味の猫を健康的な食事療法で育てた経験があった。米誌Peopleによると、施設に足を運んだフォードさんとパッチェスの間に絆が感じ取れたとして、RACCはフォードさんがパッチェスを連れて帰ることに同意したという。
フォードさんはFacebookページ「Patches’ Journey」(パッチェスの旅)で、パッチェスの日常を報告し、徐々に体が細くなっていく姿を記録している。
現地メディアのWRICによると、パッチェスはフォードさんに引き取られてから1年で約7キロの減量に成功し、現在は約11キロ。フォードさんはパッチェスの主治医から、無理せずゆっくりとしたペースで体重を減らすことの重要性を指導されていたという。主治医は、最終的にはパッチェスの体重を8キロまで落とすことを目標としている。
減量したことで、パッチェスの日常生活にも小さな変化が生まれている。階段を上れるようになり、座ったままボウルから食事をとれるようになった。体重計に体が収まるようにもなったという。
【ビフォーアフター画像】見違えるほど激変。1年前と現在のパッチェス
フォードさんは、パッチェスがこれほど順調に体重を減らすことができたのは、もともと家にいた別の猫ウェルズリーとの関係が良好だったことが大きく影響したとみている。パッチェスの物語が、動物の愛好家たちが次のペットを選びに保護施設を訪れる際、高齢だったり特別なニーズを持っていたりする動物たちを考慮することにつながってほしいと願っているという。