船に乗ってたらこいつが追いかけてきた、可愛すぎる ニュージーランド最高 pic.twitter.com/ActcObxYvH
— ニュージーランドの生き物屋 (@Invertebratist) December 7, 2024
「可愛すぎる」で終わらせたいところですが、こちらは生き物ガチ勢のアカウントなので、少し解説をします。
— ニュージーランドの生き物屋 (@Invertebratist) December 8, 2024
もし良ければ読んでいってください。
世界中の海鳥の個体数は、1950年から今までに70%ほど減少していてしまっているといわれています(諸説あり)。
つづく https://t.co/qcaLcINZg5
キタオオフルマカモメ / Northern Giant Petrel です
— ニュージーランドの生き物屋 (@Invertebratist) December 7, 2024
その大きな理由として漁業による混獲があります。
— ニュージーランドの生き物屋 (@Invertebratist) December 8, 2024
魚を獲る網で海鳥を混獲してしまうのは想像しづらいかもしれませんが、こうやって海に着水した海鳥は網に簡単に絡まってしまうんですよね。
(続く
漁業が盛んなNZでは、「船に行けば魚にありつける」と学んだ海鳥が船に近づいてきたりします。私が見た鳥もそうでしょう。
— ニュージーランドの生き物屋 (@Invertebratist) December 8, 2024
「増えすぎた魚の間引き役」である海鳥の数が人間活動によって急速に減ってしまうと、生態系のバランスが崩れて不漁につながる可能性もあります(実際はもっと複雑)
(続く
生物オタクを除く多くの方は、
— ニュージーランドの生き物屋 (@Invertebratist) December 8, 2024
海鳥の減少・絶滅は
「自分たちの生活にはなにも関係なくない?」
と考えがちですが、長期的に考えると不漁に繋がり、食卓に並ぶ魚介の値段・獲れ高、さらには経済に影響したりする可能性が高いわけです。
(続く
NZでは政府機関(環境保護省)が積極的に海鳥保護活動を行っており、海鳥に発信機をつけて行動の調査をしたり、離島の崖っぷちにある繁殖地から外来種のネズミなどをを追い払ってヒナを守ったりなど、いろいろな活動が行われています。
— ニュージーランドの生き物屋 (@Invertebratist) December 8, 2024
私も個人的に海鳥調査に参加しています。
(続く
とはいえ私は専門家ではないので、より詳細な事例等はリンクのウェブサイト等を参照していただければと思います。
— ニュージーランドの生き物屋 (@Invertebratist) December 8, 2024
(もっといいサイトがあったら教えてください)https://t.co/w7c0Oe6zNx…
海鳥は魅力的ですが、魅力を知るだけでなく彼らを取り巻く状況についても知っていただけると幸いです
おわり