子どもの「体と権利」を守る大切さを学ぶ――サンリオキャラクターと一緒に考える絵本
「あなたのからだは、せかいにひとつだけ。だいじにだいじにしてほしいの」ーー。
学研ホールディングスのグループ会社「Gakken」(東京)は12月12日、マイメロディやクロミ、ピアノちゃんなどの人気サンリオキャラクターと一緒にからだについて学べる絵本『おしえて!サンリオキャラクターズ あなたのからだをだいじにするほん』を発売しました。
初めての性教育の導入や、入園・入学前など防犯意識を高めたい時期にもぴったりな「おまもり絵本」として、キャラクターと一緒にわかりやすく学べます。
千葉経済大学短期大学部こども学科学科長の横山洋子さんが監修を務めています。
「プライベートパーツ」って?「自分の体を大切にしよう」を伝える
絵本では、「プライベートパーツ」を知り、多様性を尊重する意識を育てながら、子どもたち自身がかけがえのない存在であることを伝えています。
「プライベートパーツ」については、子どもにも分かりやすいよう、マイメロディたちが次のように説明しています。
《あなたの からだは ぜーんぶ だいじ。でも、とくべつ だいじな ばしょが あるよ。
それは、くちと、みずぎで かくれる ところ。ここは「いいよ」って あなたが いわないと、だれも さわっては いけないんだよ》
また、外出先でトイレに行く時の注意点など日常生活で気を付けたいポイントなどを学び、犯罪予防につなげる実践的な内容も盛り込まれています。
さらに様々な髪色や身長、服装の好みの子どもがいるとし、「みんなちがって みんなすてき!それぞれじぶんらしいすがたでいられると わくわくがいっぱいだよ」と、多様性や個性を尊重する大切さも伝えています。
見開きごとに分かりやすくメッセージが書かれていて、多様性に配慮したイラストやユニバーサルデザインフォントの採用により、誰でも読みやすい工夫がされています。