第75回NHK紅白歌合戦の曲目が12月23日、発表された。
41年ぶり2回目の出場となる『THE ALFEE』(ジ・アルフィー)は、「星空のディスタンス」を披露する。
THE ALFEEは1974年8月25日にデビューした。メンバーは、桜井賢さん(ベースギターとボーカル)、坂崎幸之助さん(アコースティックギターとパーカッションとボーカル)、高見沢俊彦さん(エレキギターとボーカル)の3人。サポートメンバーとしてドラム担当の吉田太郎さんとキーボード担当のただすけさんが加わり、5人で演奏する。
紅白への出場は、1983年に第34回NHK紅白歌合戦に初出場して以来となる。
「星空のディスタンス」は1984年に発売された楽曲だ。デビューから10年弱かかって生み出したバンドにとっての初めての大ヒット曲「メリーアン」(1983年)の翌年にリリースした。
THE ALFEEは曲によってリードボーカルが変わるのが特徴で、「星空のディスタンス」では桜井さんが務めている。コンサートの定番曲で、今年8月にKアリーナ横浜(座席数2万33席)で行なった「50年目の夏祭り」など、広い会場でもマイクを通さずに冒頭部分を歌い上げるパフォーマンスを見せることがある。
紅白で披露する曲目をめぐっては、発表になる前からファンたちによる白熱した予想合戦が繰り広げられていた。
目標はコンサート3000回
「メリーアン」や「星空のディスタンス」がヒットする前から、3人は全国をまわるコンサートを毎年続けてきた。「私たちは常に次にコンサートがある幸せをいただいています」(9月6日放送のK’s TRANSMISSIONに届いたリスナーからのお便り)とファンからは感謝の声が聞かれる。
今年も4〜7月に春ツアー「THE ALFEE 50th Anniversary 風の時代・春 From The Beginning」、10〜12月に秋ツアー「50th Anniversary 秋の祭典」で北海道から九州まで各地をまわっており、これまでに開催したコンサートは12月22日時点で2942回を数える。これはバンドとしての国内最多記録となっている。年間50本超のコンサートを行なっていることから、早ければ2025年にも大きな節目となる3000回を達成する可能性が見えている。
12月20日には来年4〜6月に行う春ツアー「51st Anniversary Spring Celebration」の全25公演の日程が発表された。根室市(北海道)や松本市(長野県)、福岡市などをめぐる。THE ALFEEによる51年目の旅はすでに始まっている。