「365」などのヒット曲で知られる歌手のチャーリーXCXさんが12月7日、ロサンゼルスで開かれたVariety主催のヒットメーカーズブランチで胸の透けるギリシャ風シースルードレスを着て注目を集めた。
足元まで届くロングドレスは、2024年にリリースしたアルバム『Brat(ブラット)』以来チャーリー・XCXさんのシンボルカラーになっている、明るいグリーンより落ち着いた色味のベージュだった。しかしデザインは、世界的なムーブメントを起こした「ブラット」を体現したものと言えるだろう。
チャーリーXCXさんは「ブラット」の意味を「ちょっとだらしなくて、パーティー好きで、時々馬鹿なことを言うような女の子でいること」とTikTokで6月に語っている。
「ありのままの自分でいるけど、時々崩壊して、でもそれを乗り越えて楽しんでいる。とても正直で、率直で、ちょっと気まぐれで馬鹿なこともしちゃうみたいな感じ。それがブラット。あなたはブラットだし、それこそがブラットなんです」
12月7日のイベントで2024年のヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞したチャーリー・XCXさんは、影響力のあるアルバムが必ずしも商業的に成功しなかったことにスピーチで触れて「ヒットメーカー」を「とても面白い言葉」だと語った。
チャーリー・XCXさんがその具体例として挙げたのは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1967年のアルバム『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』だ。
チャーリーXCXさんはこのアルバムを、「現代で最も影響力があり、画期的なレコードのひとつ」と称賛。アルバムを知らなくてもアンディ・ウォーホルがデザインした有名な「バナナ」のジャケットならわかるだろうと述べて、自分の作品と比較した。
「私のアルバムのジャケットは、まだグッゲンハイム美術館やホイットニー美術館、テート美術館には飾られていないけれど、アーバンアウトフィッターズ(若者向けのファッションブランド)で私のグッズを買うことはできます。道なかばというところでしょうか」
チャーリーXCXさんのドレスは、『ブラット』だけではなく、『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』で表現された反抗的な姿勢に共通するものも感じる。
ここ数年、多くの女性有名人が体を見せる装いで自己表現をしている。
俳優のフローレンス・ピューさんは2022年、ヴァレンティノのショーで胸の透ける鮮やかなピンクのドレスを着用。このドレスに対する批判に対し、「人に、体に敬意を払ってください」とコメントした。
他にも、ケイティ・ペリーさんやクリステン・スチュワートさんらも、体を露出させる衣装で注目を集めた。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。