25年前に行方不明になった米男性、新聞記事をきっかけに家族と再会

男性は言葉を発することができない状態だったが、情報提供を呼びかける記事で家族とつながった
イメージ画像
イメージ画像
EyeEm Mobile GmbH via Getty Images

アメリカ・カリフォルニア州で、1999年に行方不明になった人物が新聞記事をきっかけに家族と再びつながった。

その人物は2024年4月にロサンゼルス南部で発見され、病院に収容された。60代半ばとみられたものの、自分の名前などを伝えられない状態で、身元がわからなかった。

USAトゥデイ紙は5月、写真付きでこの人物の記事を掲載し、見覚えがある人は病院の社会福祉課に連絡するよう呼びかけた。記事によると、病院もプレスリリースで情報提供を求めた。

事態が動いたのは、記事掲載から半年後の11月だった。ラッセン郡保安官事務所は11月25日、USAトゥデイの記事を見た女性が、11月22日に「1999年に行方不明になった自分のきょうだいではないか」と名乗り出たとFacebook投稿で伝えた。

保安官代理が病院に確認したところ、男性は7月に別の病院に転院していたことが判明。転院先に連絡すると、行方不明のきょうだいと特徴が一致していることがわかった。

男性は言葉を発することができない状態だったものの、当局は最終的に指紋を照合して、25年前に行方不明になった女性のきょうだいであることを確認したという。

プライバシー保護のため、ラッセン郡の保安官事務所は男性らの名前は公表していないものの「家族は間もなく再会する予定だ」と投稿している。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

注目記事