コロナ禍前の2019年と比較し、予約組数は約7万組と大幅に増加している一方、10人以上の予約(大人数)は同年の水準以下にとどまっているという。
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10人以上の予約が減、少人数が増
調査対象はトレタ提携店舗からランダムに抽出した約3000店舗で、集計対象は2019年〜2024年の12月午後5時〜同11時台の予約。集計時点は各年11月11日時点とした。
その結果、24年12月の忘年会予約組数は6万9438組となり、2019年比で24.3%増加した。総客数は57万4972人で、同年比0.5%減だった。
また、1組あたりの平均人数は8.3人だった。19年は10.3人と10人を超えていたため、比較すると平均2人減ったことになる。
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一方、1〜2人の予約は2万4464組となり、19年比で55.6%も増加した。3〜4人の予約も同49.0%増だった。
つまり、10人以上の大人数予約が減少しており、1〜2人など少人数の予約が大きく増えているということだ。
トレタは調査結果について、「変化の背景にはリモートワークの浸透やオンラインツールの活用拡大など、コミュニケーションや働き方における構造的な変化があるものと推察される」と指摘。
「これらの変化は一時的なものではなく、働き方改革のさらなる浸透やコミュニケーション手段の多様化などにより定着する可能性が高いと考えられる」と考察した。
忘年会の形は変化しつつも、「集まって飲食を楽しみたい」というニーズは戻ってきているとも言えそうだ。