彗星のごとく現れた15歳のシンガーソングライター、tuki.。「晩餐歌」のミュージックビデオは現在までに8000万回再生を超え、リリースから1年が経った今も人気のロングヒット曲だ。
第75回紅白歌合戦への出演が発表されたが、tuki.はこれまでのメディア出演で素顔を明かしていない。
紅白の演出も気になる、謎多きtuki.のこれまでの経緯を追ってみた。
キャリアのきっかけはTikTok
幼い頃からピアノを習っていたというtuki.。13歳のときに新型コロナの自粛期間で学校が休学となり、父親が持っていたギターを触ってみたことをきっかけに音楽活動をスタート。
中学在学中から顔出しをせずにギターやピアノの弾き語りをTikTokに投稿しはじめ、2023年7月7日にオリジナル曲「晩餐歌」のサビ部分が公開された。
中学3年生がつづる「君」との愛に揺れ動く歌詞と、高い歌唱力に「15歳でなんでこんな歌詞書けるの!?」「フルで聴きたい」と評判になり、瞬く間に注目を集めた。
父に「出世払い」を約束して2023年9月にレコーディングを行い、正式に「晩餐歌」がデジタル配信されると、Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャートで初登場14位にランクイン(2023年10月11日付け)。チャートイン16週目で1億回再生を突破し、「1億回再生された歴代最年少のソロアーティスト」として新たな記録を打ち立てた。
TikTokからヒットした「晩餐歌」は、これまでにさまざまなカバー動画がSNS上で投稿されている。
2023年11月には、「ドライフラワー」「ベテルギウス」などで知られる優里とのコラボレーションが実現し、現在までに3600万回以上の再生回数を記録した。
紅白の演出に注目が集まる
現在高校1年生のtuki.は、これまで顔出しはせずに活動している。メディアに出演する際は、自宅からモニター越しに首から下を映して登場することも。
2024年の紅白歌合戦への出演が発表されたが、SNSでは「顔出しもするんだろうか?」「去年のAdoみたいな演出になるんだろうか?」と演出が気になるコメントも多く見られた。
2023年の紅白に出演し、同じく素顔を公開していないadoは、京都・東本願寺の能舞台からシルエットを映し出す演出で登場した。
高校1年生のtuki.は、どのような演出で登場するのか? 年末まで楽しみに待ちたい。