パスワードの盗用やハッキングを防ぐには、強力なパスワードを使うことが有効です。
しかし、世界の多くの人はいまだに簡単に破られてしまいそうなパスワードを使っているようです。
パスワード管理サービス「NordPass」を提供するNord Securityは、NordStellarと共同で、世界44カ国のさまざまな公開情報源から収集した2.5TBのデータをもとに、「パスワードに関する調査」を実施し、その結果を発表しました。
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よく使われている「不名誉」なパスワードとは?個人アカウントと企業アカウント、それぞれの結果を紹介します。
よく使われがちなパスワードランキング
個人アカウントの結果は、以下の通り。
5位 qwerty123
4位 password
3位 12345678
2位 123456789
1位 123456
一方、企業アカウントの結果は、以下の通りでした。
5位 password
4位 secret
3位 12345678
2位 123456789
1位 123456
この調査は今回で6回目となりますが、6回中5回は「123456」が世界で最もよく使われているパスワードとしてランクイン。上記のパスワードはいずれも1秒以内に破られてしまうといいます。
この結果から、Nord Securityは「人々のパスワードに対する意識や習慣はあまり改善されていない」と指摘しています。
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その上で、強力なパスワードを作るためには、誕生日や名前、一般的な単語など、推測されやすい情報は避け、20文字以上で、大文字、小文字、数字、特殊記号を組み合わせることが有効だとしています。
また、パスワードは定期的に見直し、複数のサイトやサービスで同じパスワードを使い回さないようにと呼びかけています。