AIロボットが描いたアート作品が11月7日、海外のオークションに出品され、約100万ドル(約1億6000万円)で落札された。
人間そっくりに作られたAIロボットの「Ai-Da(エイーダ)」が描いたのは、イギリスの数学者で「AIの礎を築いた」とされる故アラン・チューリング氏の肖像画。作品名は「A.I. God(AIの神):アラン・チューリング」だ。
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Ai-Daは、目にあるカメラとAIアルゴリズム、ロボットアームを活用して絵を描いており、パフォーミングアーティストでデザイナー、詩人でもある。
Ai-Daは2019年にイギリスのギャラリー・ディレクター、エイダン・メラー氏率いるチームにより開発され、これまでも世界中で展示会を開いてきた。
オークションを開催したサザビーズは、同作品の出品は「Ai-Daの作品を著名な現代アーティストや歴史的アーティストともに位置付け、機械が創造的プロセスにおいて積極的な参加者として認識されるという劇的変化を示唆するものである」と述べた。
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New York Times紙によると、この作品には27件以上の入札があり、アメリカから参加した匿名の入札者が落札したという。
落札価格は当初、12万から18万ドルと予想されていたが、それを大幅に上回る結果となった。