アメリカ大統領選挙の投票日、なぜいつも平日?なるほどな理由だった

4年に一度あるアメリカ大統領選の投票日は、2024年11月5日火曜日だ。日本と違ってなぜ平日なのか?

4年に一度あるアメリカ大統領選の投票日は、2024年は11月5日火曜日だ。時差が13〜16時間(東海岸13時間、西海岸16時間)あるため、日本時間で5日夜〜6日昼となる。結果がわかるのはたいてい東海岸時間の翌日未明(日本時間で11月6日午後)。接戦の場合などはすぐに結果が出ない。

トランプ氏とハリス氏が僅差で競り合っていることや、多くの人が郵便投票や期日前投票を選んでいることから、結果の確定に数日かかるのではないかと予想されている。

◾️日本と違ってなぜ平日なの?

アメリカ大統領選挙は1845年の連邦法で、「11月の第1月曜日のあとの火曜日」と定められている。

150年以上も前に法律ができた頃、有権者の多くは農業に従事するキリスト教徒だった。教会に行く日曜日や、春から秋の農業が忙しい時期には投票に行くことはできない。

そのため収穫がピークを過ぎる11月になった。寒すぎないので人も動きやすい時期だ。

◾️なぜ火曜の平日か

投票所も主要都市にしか置かれておらず、当時の主な交通手段は馬車なので行くまでに時間がかかる。デジタル版のブリタニカ百科事典によると、安息日翌日の月曜日に地元の農村を出発して、1泊しても投票所へ行けるように設定されたとしている。

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