9月末にハリケーンがアメリカ南東部を襲い、洪水による甚大な被害が出た。
ノースカロライナ州に住むコリンズさん一家は、この洪水で、大切な愛猫を失ったと思っていたが、数日後奇跡の再会を果たした。
家の屋根をよじ登ろうとするが…
コリンズさん一家は9月27日、自宅から避難しようと急いでいたところ、「リカルド・ブランコ」と名付けた飼い猫が混乱の中で逃げ出してしまったという。
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その後、一家はキャンピングカーの上にブランコを見つけたが、車は濁流にのまれて流され始め、同じく流されてきた近所の家と激突してしまった。
一家は、ブランコがどうにか屋根をよじ登ろうとするのを祈るような気持ちで見ていたが、無念にも濁流の中に落ちてしまった。
コリンズさんはSouthern Livingのインタビューに対し「私はすっかり意気消沈しました。ブランコを助けられない無力さに、計り知れない悲しみを感じた」と語った。
息子のジョナサンさんはブランコを助けようと、避難していた高台から駆け寄ろうとしたが、倒れた電線に阻まれ近寄ることができなかったという。
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奇跡が起きたのは、それから8日後のことだ。
自宅の敷地でハリケーン後の残骸を片付けていた時、ジョナサンさんがかすかな鳴き声を聞いた。
その後家族はブランコを診療所に連れていき、動物医療センターMSPCA-Angellの獣医師による耳の感染症と上気道炎の治療を受けた。「生命力にあふれ、遊ぶことが大好き」だというブランコは現在回復途中だという。
無事に助かったブランコを、MSPCA-AngellはFacebookで、「信じられないほどの回復力のある小さな猫の物語」だと紹介した。
※この記事はハフポストUS版を翻訳・編集しています。