世耕弘成氏が二階氏三男を破り当選確実と報道。選挙戦では立憲新人が「裏金ブラザーズ」と批判【衆院選2024】

自民党の派閥裏金事件で離党した無所属新人の世耕弘成氏が衆院和歌山2区で当選確実と報じられました。

10月27日に投開票された衆院選の和歌山2区で、自民党の派閥裏金事件で離党した無所属新人の世耕弘成氏が、二階俊博自民元幹事長の三男伸康氏を破って当選を確実にした。NHKが報じた。

世耕氏は自民安倍派の参院側トップを務めていたが、裏金事件で離党勧告処分を受けて党を離れ、衆院にくら替え出馬。自民新人の伸康氏との保守分裂選挙となった。

和歌山2区は二階元幹事長が「二階王国」と呼ばれるほど盤石な地盤を築いたが、裏金事件で政界を引退。伸康氏が地盤と組織力を引き継いだものの、世耕氏がその牙城を崩した形だ。

選挙戦では、立憲新人の新古祐子氏が世耕氏と伸康氏を「裏金ブラザーズ」と批判するなど、激しい舌戦を繰り広げた。

世耕氏は伯父の世耕政隆参院議員の死去に伴う1998年の参院和歌山補選で初当選。安倍晋三元首相の側近として、官房副長官や経済産業相などを歴任した。

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