俳優、タレントの足立梨花さんが、10月20日、有料コンテンツとして提供された自身のグラビア写真をさらに性的に加工し、SNSなどで拡散する行為について自身のXアカウントで警告しました。
足立さんは、有料コンテンツを個人の範囲で楽しむ分には問題ないとした上で、一部のアカウントに対し、「そもそも有料コンテンツをSNSにあげることがダメってことと、その画像を提供しているものより性的に加工してSNSにあげてるのがダメ」と指摘しました。
また、SNSにアップされた加工写真の投稿に対して、「いいね」をする、性的なリプライをするなど、好意的な反応をすることにも「普通にセクハラだし気持ち悪いです」と非難。「(嫌なら)グラビアやめろ!」などの反応に対し、「グラビアしてるからってなに言ってもいいわけじゃないですからね」と、尊厳を傷つける発言や行為に注意を促しました。
本人の承諾を得ずに、画像を合成するなどして、見分けがつかないような性的に加工した画像を公開することは、名誉毀損などの罪に問われる可能性があります。裸の写真と俳優の顔写真の合成や、ポルノとの合成動画では投稿者が逮捕される例もあります。
特に近年では生成AIの技術により、より見分けがつかないような合成画像・動画の制作を誰でも簡単に行えるようになったことで、問題はさらに広がり、深刻化しています。
また、韓国では、女性の写真をAIで性的な画像に加工する「ディープフェイク」が大きな社会問題になっています。
10代の中学生や高校生を含む一般女性も被害に遭っており、尹大統領はこうしたデジタル性犯罪の捜査・撲滅を指示しました。人気アイドルグループが所属する大手事務所は、ディープフェイクの拡散を明確な違法行為とし、「法的措置を講ずる」と発表しています。