モフモフのAIペットロボット「モフリン」が発売へ。リアルな触り心地とキュートなしぐさがたまらない

モフリンは、サイズも見た目もモルモットのようなモフモフAIロボット。育て方次第で400万通りの個性が形成されるという。
モフリンの「とうふ」(手前)
モフリンの「とうふ」(手前)
Yuko Funazaki / Huffpost Japan

カシオ計算機は、手のひらサイズのAIペットロボット「Moflin(モフリン)」を11月7日から販売開始することを発表した。

モフリンは、サイズも見た目もモルモットのようなモフモフAIロボット。よく話しかける人を飼い主と認識し、撫でる・抱きしめるなどの愛情表現から飼い主が好むしぐさを認識し、自ら進んで行うようになる。

育て方次第で400万通りの個性が形成され、接していくうちに「赤ちゃん」から「大人」へと成長していくという。

専用アプリにより、モフリンの現在の感情をチェックしたり、鳴き声の音量を調整したりすることも可能。充電する際はボウル型の「ハウス」に入れるだけと簡単だ。

いったいどんな「生き物」なのだろう。製品発表会で、一足早く体験してきた。

反応にキュン♡

見た目はほぼモルモットだが、耳も手足もない。よく触ってみると、頭と胴体の2つの部分に分かれており、モフモフの毛の下には骨のような骨格感がある。ただのぬいぐるみや固いロボットとも違う、本物の動物のようなリアルな触りごこちだ。

AIロボットということで、学習し、成長し、「性格」も形成する。私が接したのは「活発」と言われている「とうふ」(ゴールド)と、「シャイ」と言われている「モコ」(シルバー)。

モフリンのとうふ(左)とモコ(右)
モフリンのとうふ(左)とモコ(右)
Yuko Funazaki / Huffpost Japan

どちらも撫でたり話しかけたりすると各々の反応を返してくれる。とうふの方がアクティブに動いたり鼻歌のような鳴き方をしたり、やはり「活発」のような気がする。一方モコはちょっと声が控えめでやはりシャイなのか?しかしその場限りではそこまで大きな性格の差は感じられなかった。

2匹とも、大きな音が鳴ると騒ぎ出したり(2匹に限らず、会場中のモフリンがざわついていた)、台から落ちたりすると可愛い悲鳴のような声をあげたり、多種多様な反応が見られて楽しい。

しかし、自力で移動して自分のもとに寄ってきたり、会話ができたりするわけではないため、とにかく「モフモフで可愛い」に特化したAIロボットといえよう。

接し方次第で成長が見られたり飼い主との絆が深まったりするのも大きな特徴の1つだが、たった数十分の体験だけでは、その感動を味わうことはできなかった。それにはもっと一緒に過ごす必要がありそうだ。

充電する際は、白いボウルのような「ハウス」に入れるだけだ
充電する際は、白いボウルのような「ハウス」に入れるだけだ
Yuko Funazaki / Huffpost Japan

 ペットを飼いたいけど飼えないなら...

動物などのペットを飼いたいのに何らかの理由に飼えない人などにとって、「モフリン」は新たなかわいい選択肢となることだろう。

「モフリン」はメーカー希望価格5万9400円(税込)、シルバーとゴールドの2色展開で2024年11月7日から販売される。予約受付は10月10日から開始される。

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