ハリケーン・ミルトンが接近していたアメリカ・フロリダ州で10月9日朝、フェンスにつながれて身動きが取れなくなっていた犬を警察官が保護した。
フロリダ州ハイウェイパトロールは9日、「どうかペットにこんなことをしないでください」というコメントとともに、救助時の警察官のボディカメラ映像をXに投稿した。
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映像には、幹線道路近くのフェンスにつながれた犬を、警察官が救助する様子が映っている。
タンパ北部はハリケーンの影響で9日朝時点で雨が降っていた。周りの草地は浸水しており、犬も胸元まで水が迫っていた。
警察官は警戒するように唸り声をあげる犬に近づきながら、「大丈夫だよ」「君は悪くない」と声をかけている。
その後、犬は無事に保護されたようで、フロリダ州交通安全局が毛布と一緒に車の後部に乗っている犬の画像を投稿している。
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州交通安全局は、「犬は無事できちんと世話されています。獣医の診察を受けて、健康状態に問題ないことが確認されました」と投稿で伝えている。
マクラッチーニュースによると、救助した警察官がボランティアで犬を獣医に連れて行き、世話をした。投稿には犬の命を救った警察官への感謝の声が多数寄せられている。
ミルトンは9日夜にフロリダ州に上陸し、260万戸以上の住宅や事業所が停電している。また、上陸前からフロリダ州全域で竜巻が発生しており、住宅が破壊され、死者も報告されている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。