吉本興業は10月7日、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二メンバーとのマネジメント契約を解除したと発表した。契約解除は同日付。
斉藤メンバーを巡っては、ロケバスの中で女性に性的暴行を加えたなどとして、警視庁が書類送検したことが報じられていた。
「協議の上、マネジメント契約を解除した」
吉本興業は公式ウェブサイトに「ジャングルポケット 斉藤慎二 契約解除のご報告」を掲載。
被害者に謝罪した上で、「当事者の名誉・プライバシー・健康状態などに配慮し、慎重に事実確認を含めた対応を行ってきたところですが、本日、斉藤とも協議の上、マネジメント契約を解除しました」と発表した。
また、吉本興業として事態を重く受け止めているとし、全社員と全タレントに対し、同社の行動憲章の遵守を徹底するとした。
NHKによると、斉藤メンバーは2024年7月、東京都内に止まっていたロケバスの中で、20代の女性に性的暴行を加えた疑いなどが持たれている。
警視庁の調べに、斉藤メンバーは「軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけたことを反省している」などと供述しており、女性は「絶対に許すことはできない」と話しているという。
斉藤メンバーは同年8月からテレビ番組の出演を見合わせており、所属事務所の吉本興業は9月20日、同社のウェブサイトで「斉藤慎二につきましては、先月来、入院するなど体調不良が続いておりましたが、本人より当面の活動を休止したい旨の申入れがありました」と報告していた。
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(吉本興業の発表全文)
2024.10.07
ジャングルポケット 斉藤慎二 契約解除のご報告
弊社所属 ジャングルポケット 斉藤慎二につきまして、本日、弊社とのマネジメント契約を解除いたしましたので、ご報告いたします。
本日、斉藤が書類送検された旨の報を受け、まずもって、被害に遭われた方をはじめとする関係者の皆様に対して深くお詫び申し上げます。
弊社は、これまで、斉藤に対する重大な契約違反の疑いについて、弁護士の助言等を受けつつ、当事者の名誉・プライバシー・健康状態等に配慮し、関係者等と協議しながら慎重に事実確認を含めた対応を行ってきたところですが、本日、斉藤とも協議の上、マネジメント契約を解除いたしました。
弊社といたしましては、所属タレントに対し、研修等を通じて、吉本興業グループ行動憲章の遵守や時代に寄り添う意識の重要性を説いていた最中にこのような事態に至ったことは誠に遺憾であり、弊社としても大変重く受け止めております。何より被害に遭われた方をはじめとする関係者の皆様に対して深くお詫び申し上げます。
今般の事態を受け、全社員及び全タレントに対し、改めて行動憲章の遵守を徹底するとともに、芸能活動が多くの方々に支えられていることを再認識し、社会人としての自覚をもって真摯に取り組むよう求めてまいります。
斉藤の活動休止等により多大なるご迷惑をおかけいたしました関係者の皆様、そして、斉藤を応援していただいていたファンの皆様に対しまして、重ねてお詫び申し上げます。