MLBのプレーオフは、地区シリーズが日本時間の10月6日に開幕する。大谷翔平を擁するロサンゼルス・ドジャースは本拠地でサンディエゴ・パドレスと対戦する。
大谷にとってはMLB7年目で初のポストシーズン進出。悲願のワールドシリーズ制覇に向けて、まずはレギュラーシーズンでもしのぎを削った同地区のライバルと対峙する。
実は、MLB公式はサンディエゴ・パドレスが有利と見ている。大谷にとっても一筋縄にはいかない難しい戦いになりそうだ。見どころを紹介する。
MLB公式「サンディエゴが有利か」
ドジャースには大谷と山本由伸、パドレスにはダルビッシュ有と松井裕樹の両投手が所属する。
前人未到の「50-50」を達成した大谷をはじめ、ムーキー・ベッツやフレディ・フリーマンなど、破壊力抜群の打撃力を誇りナショナルリーグ西地区を制覇したドジャース。
しかし、先発投手陣は不安要素で、ドジャースはエースのタイラー・グラスナウと11勝をあげたギャビン・ストーンを怪我で欠いている状態。
第1戦には山本(今季7勝)が先発する予定で、初戦でチームに勝ちをもたらす投球ができるかが、地区シリーズ全体の行方を左右しそうだ。
そもそも、ドジャースとパドレスの直接対決はパドレスが8勝5敗と3つ勝ち越している。パドレスはワイルドカード・シリーズも勝ち上がり、今勢いに乗っている。
第2戦ではダルビッシュ有が先発予定。熟練の投球でパドレスに流れを持ち込めるか。大谷との対決も、初回から見ることができそうだ。先日、大谷と対戦したばかりの松井も、中継ぎとして出番がある可能性もある。
パドレスは先発投手陣が充実。ディラン・シース、ダルビッシュ、マイケル・キングに左投手のマーティン・ペレスも続く。層の厚さはドジャースに勝る。
さらに打線も強力だ。大谷が打撃3冠を逃したのが「打率」。その首位打者タイトルを獲得したのが、ルイス・アラエス。そのほか、マニー・マチャドやタティスJr.の打撃も相手投手にとって恐怖だ。
大リーグ公式サイトは、このシリーズの展望を紹介。予想では「パドレス有利」とみている。勝つのはドジャースか、パドレスか。
テレビ放送の予定は、以下の通りだ。
10月6日 NHK総合 午前8時50分〜
「MLB2024 ナ・リーグ地区シリーズ第1戦『パドレス』×『ドジャース』」