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トヨタ自動車は10月2日、「空飛ぶクルマ」を手掛ける米新興企業ジョビー・アビエーションに5億ドル(約730億円)を追加出資すると発表した。
2020年1月に出資した3億9400万ドルと合わせ、累計投資額は8億9400万ドルとなる。
ジョビーは米カリフォルニア州に拠点を置き、電動垂直離着陸機「eVTOL(イーブイトール)」を開発している。
22年10月には、空飛ぶクルマの日本での運航に必要な安全認証「型式証明」を国土交通省に申請。国交省が米航空当局と協力して審査を進めている。
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空飛ぶクルマは人やモノの新たな移動手段として活用が期待されており、モルガン・スタンレーはその市場規模が2040年に約1兆ドル、50年に約9兆ドルに拡大すると予測している。
トヨタはジョビーへの追加出資によってeVTOLの研究開発段階から実用化に向けた取り組みを加速させる。
小川哲男執行役員は「空のモビリティーはさまざまな交通課題の解決に寄与する可能性を秘めており、その実現に向け、一層取り組んでいく」と述べた。