【危険】草刈り機の使用方法を間違えると重大な事故に…再現映像が「血の気が引く」と反響

草刈り機(刈り払い機)の使用中に起きる事故を防ごうと、国民生活センターが注意を呼びかけています。
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Susumu Yoshioka via Getty Images

草刈り機(刈り払い機)の使用中に起きる事故を防ごうと、国民生活センターの公式Xアカウントが事故の再現動画を公開し、注意を呼びかけている。

草刈り機の危険性がじかに伝わってくる内容となっており、「想像しただけで血の気が引く事例」「気をつけたい」といったコメントが寄せられている。

周囲の人をけがさせてしまう可能性も

国民生活センターによると、草刈り機は農場だけでなく、庭木の手入れなど一般消費者にも広く普及している。

一方、使用方法の誤りや不注意によって思わぬ事故を起こすことがあり、医療機関ネットワークには2019年4月から2024年6月までの5年間余で、計29件の情報が寄せられているという。

そのうち、作業者本人がけがをした事例のほか、周囲にいる人にけがを負わせてしまった事例もみられる。

実際に起きた事故は次の通り。

・転倒により刈刃に接触した事例
自宅の裏山で刈り払い機を使用していた。斜面でバランスを崩し誤って刈り払い機が右大腿部に当たった。右大腿部に長さ30cmの切創。

・キックバックにより周囲の作業者に刈刃が接触した事例
同僚が刈り払い機で作業中に、飛び石がないように隣でネットを持っていた。刈り払い機が固いものにあたり、はねて下腿に接触した。

事故のケースの再現例

国民生活センターが公開した再現動画(40秒)では、①転倒により刈刃に接触 ②刈り払い作業者に別の作業者が接近して刈刃に接触ーーの2つのケースを紹介。

どちらも刈刃が人に接触する際の過程や危険性が伝わってくる。また、けがだけでなく死亡事故につながるほどの脅威を持っていることも分かる。

国民生活センターは、事故を防ぐ方法として、刈り払い作業に必要な服装を整えてから行うことや、作業者には近づかないようにすること、キックバックを避けるために往復刈りや大振りを避けること、飛散防止ネットの使用で十分な飛散防止対策をすることなどを提案している。

この動画を見た人たちからは「怖い」「気をつけたい」「高齢者じゃなくても草刈り機で事故は起こる」「想像しただけで血の気が引く事例」といった声が寄せられている。

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