「馬のような形」の謎の深海魚に衝撃走る。釣り人が釣った「クレイジーな生き物」が話題に(オーストラリア)

地元メディアは「リュウグウノツカイ」だと報道。最大11メートルほどまで育つことがあるという。
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Ippei Naoi via Getty Images

オーストラリアの沖合で釣られた、頭が馬のような形をした細長い深海魚が世界から注目を集めている。

釣り専門番組「フィッシング・オーストラリアTV」は9月20日、Facebookにこの深海魚の写真を投稿し、「釣りの達人たち…このクレイジーな生き物の名前を教えてほしい!」と呼びかけた。釣り上げたのは、釣り人のカーティス・ピーターソンさん。投稿には1300件以上のコメントが寄せられ、珍しい深海魚に驚きの声が広がった。

テレビ局の9NewsYahoo!newsなどは、この深海魚は「リュウグウノツカイ」だと報じている。

フロリダ自然史博物館によると、リュウグウノツカイ(Oarfish)は、最大で体長11メートルほどまで育つことがあるという。通常、水深200〜1000メートルの深海に生息しているが、嵐の後には、負傷したり瀕死の状態で、浜辺に打ち上げられているのが発見されることもある。一般には、食用にはならないことから商業的価値はないが、一部の人からは「狩猟魚」とみなされており、網で捕獲され、生鮮品として販売される地域もあるという。

海洋生物学者であるマッコーリー大学のカラム・ブラウン教授は、Yahoo!newsの取材に対し、リュウグウノツカイは「たいていの場合は死んだ状態で浜辺に流れ着いて発見される」とし、オーストラリア周辺の海域では「めったに見られない」と話している。

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