オランウータンが“あるもの”を使って隣の部屋のエサを取る姿に反響。「人間かと思った」

多摩動物公園のオランウータン「ロキ」の巧みな道具使いが話題を呼んでいます。
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「人間かと思ったーー」

東京都日野市にある多摩動物公園が9月9日に公式Xに投稿したオランウータンの行動が話題になっています。

動画に映っているのは、1匹のオランウータンが檻の隙間から長いものを差し込んで、隣の檻にあるエサを確保しようとしている様子。

「オランウータン舎の一室で、カメラが犯行の一部始終を捉えていました(笑)」というコメントが添えられています。

多摩動物公園によると、隣の檻のにんじんを「知力を駆使して」確保しようとしているのは「ロキ」という6歳のオスのオランウータンです。

ロキが利用しているのは部屋にぶら下がっている消防ホースで、檻の隙間から差し込んでにんじんをたぐり寄せた後、手を伸ばして自分のものにしています。

この行動に悪意はないそう。

ロキの母親のキキもとても器用で頭がよく、いろいろな道具を使っては飼育担当者を困らせていたといいます。

多摩動物公園の担当者は「その様子を幼いころからそばで見ていたので、こういった行動をとるようになったのではないか」とハフポスト日本版の取材に答えました。

また、にんじんを取られている59歳のオランウータンのジュリーも嫌な時には手で払うなどきちんと意思表示をするので、問題は発生していないそうです。

オランウータンの巧みな道具使いや知力の高さに、「頭よすぎる」「器用すぎてホントの人間のいたずらかと思って心配してしまいました」「かなり慣れてますねぇ」「にんじんがお好きなのね」などのコメントが寄せられています。