プリキュアの食事シーンには“ある思い”が込められていた。制作者が明かした秘話に「感動した」「考え抜かれていて素晴らしい」

NHK Eテレ「グレーテルのかまど」で、プリキュアでの「食べ物」の描き方に込められた思いが紹介され、反響を呼んでいます
Amazon

美味しそうに食事をするプリキュアのキャラクターたち。その食事風景にはある思いが込められていた――。

NHK Eテレで9月9日に放送された「グレーテルのかまど」で、人気アニメシリーズ「プリキュア」の食べ物の描き方にまつわる秘話が紹介され、反響を呼んでいます。

プリキュアは2004年放送開始のアニメシリーズで、20年経った今も子どもから大人まで幅広い年代の人たちに愛されています。

9日放送の「グレーテルのかまど」では、シリーズ第1作の『ふたりはプリキュア』に登場したショートケーキを再現。

このショートケーキは、主人公の美墨なぎさと雪城ほのかが九条ひかりのために作ったもので、「あまり上手とはいえない」ひかりの似顔絵が描かれています。

番組には放送開始当初からプリキュアの制作に関わってきたプロデューサーの鷲尾天さんが出演して、食べ物が登場するシーンに込められた思いを明かしました。

鷲尾さんによると、製作者たちが心がけたのは、番組を見た子どもたちが食事制限をしないようにすること。

「主人公を真似して『私もダイエットをする』とご飯を食べないということをやってほしくない。だからプリキュアシリーズではみんなちゃんとよく食べる話を入れるようにしました」

「自分が信じているヒーロー、ヒロインがやっていることは正しいと思ってしまうだろうから、それだけは丁寧に描かなきゃいけない、という話をしました」

鷲尾さんが明かした制作秘話に「感動した」「考え抜かれていて素晴らしい」などの反響がソーシャルメディアに投稿されています。

番組でこのケーキを再現した俳優の瀬戸康史さんも、プリキュアのキャラクターたちの食事シーンを見て「いい食べっぷり」「親近感が湧く」とコメントしています。