上司との1on1ミーティングに関する実態調査の結果が9月12日、発表された。
調査したのは、キャリア面談プラットフォーム「Kakedas(カケダス)」の運営会社。上司と1on1を実施している会社員400人を対象に、8月2日〜7日にかけて実施された。
「上司との1on1によって仕事に対するモチベーションが落ちた経験はありますか?」という質問に対して、半数をこえる54.2%の回答者が「ある」と答えた。「ある」と答えた54.2%の内訳は、「何度もある」が33.7%、「1回はある」が20.5%だった。
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1on1でモチベーションが低下した理由も紹介。
上司の態度や発言に関する声として「否定やダメ出しばかりされた」「威圧的な態度やパワハラ発言があった」「上司ばかり話していた」などがあがった。
業務内容や仕事への理解不足については「上司が業務内容を理解していなかった」「業務支援を拒否された」といった回答が寄せられた。
また、自身の評価や待遇、コミュニケーション面では「努力や頑張りを正当に評価されなかった」「思っていたよりも低い評価を受けた」「上司が相談を適当にあしらった」という声があった。
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調査をしたKakedas取締役の東宮美樹氏は、結果について「1on1は従業員のエンゲージメント向上に有効な施策である一方、影響力があるからこそ、不満足や離職を生み出す危険性もある」などとコメントしている。