「家族に囲まれずひとりで亡くなりました」娘から母への辛辣すぎる「追悼記事」が話題【アメリカ】

記事を簡潔にしたのは、追悼記事は1文字単位で料金がかかるため「あの人のために1ドルたりとも余計に使いたくなかった」からだという。
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Eva Kongshavn via Getty Images

アメリカの新聞に掲載された娘から母への追悼記事が「辛辣すぎる」と話題になっている。

アメリカ・メイン州の新聞「ケネベック・ジャーナル」に8月30日、クリスティーナ・ノヴァックさんが書いた母親フローレンス・「フロー」・ハレルソンさんへの追悼文が掲載された。

追悼文はとても短く、65歳のハレルソンさんには「家族関係の破壊でこれまで絶縁状態にあり、家族に囲まれずひとりで亡くなりました」との言葉が贈られた。

そして「フローレンスは追悼記事を嫌がり、家族を含め誰にも死を知られたくありませんでした。それは死んでもなお、自分が恐怖のどん底に突き落とした人たちが怯えながら生きることを望んだからです。そのため、これは追悼記事というより、公共広告のようなものです」と締め括った。

この追悼記事はあまりにも辛辣な内容で話題になったが、ノヴァックさんはこれは真面目に書いたものだと語っている。

「これは公共広告で、冗談ではありません。皮肉と安堵の意味を込めて書いたものですが、現実です」米People誌に述べた。

記事を簡潔にしたのは、追悼記事は1文字単位で料金がかかるため「あの人のために1ドルたりとも余計に使いたくなかった」からだという。

ノヴァックさんは、母親は「クリスマスや家族の誕生日を台無しにすることに喜びを感じていた」と言い、小さい頃には母親とそのパートナーに橋に連れて行かれ、足を掴まれ水に投げ込むようなふりをされたと主張している。その経験により、今でもパニック発作を起こすことがあるという。

ノヴァックさんは、新聞社に追悼記事を提出する前に、母親の双子の姉妹の承諾を得たという。しかしこの記事が地元のコミュニティを超えて注目されることは予想外だったという。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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