劇作家で演出家の三谷幸喜さんが9月7日、『情報7daysニュースキャスター』に出演。27日に投開票が行われる自民党総裁選への出馬を正式に表明した小泉進次郎元環境相が6日に開いた出馬会見での一幕について言及した。
三谷さんは「小泉さんの会見で、記者の方が、知性が低いどうのこうのっておっしゃってたじゃないですか。(小泉氏が)本当に知性が低くても、ああいうことは言っちゃいけないような気がしますね」とコメントした。
6日の出馬会見では、フリーランスの記者が「小泉さんが首相になってG7に出席されたら知的レベルの低さで恥をかくのではないか。皆さん心配しています。それこそ、日本の国力の低下になりませんでしょうか。それでもあなたは、あえて総理を目指されますか」と質問した。
この日の会見は小泉氏の公式YouTubeでも生配信されていて、アーカイブが残っている。会見を視聴していた人からはSNSで「いくらなんでも酷すぎる質問」「気持ちは分かるが問い方はいただけない」など記者に対する指摘や批判が寄せられていた。
先の質問に対し小泉氏は、「私に足りないところがあるのは事実。完璧ではないのも事実です。しかし、その足りないところを補ってくれるチーム、最高のチームを作ります。その上で、今まで培ってきたものを、一人一人と、各国のリーダーと向き合う覚悟。そういったものは私はあると思っています」と回答した。
この切り返しには、「素晴らしい対応」「大人だったと思う」など、評価する声があった。三谷氏も番組で「ちょっと(進次郎氏の)株が上がったかもしれないですね」と自身の見解を述べていた。
小泉氏は会見で、質問した記者に名前を聞いた上で、「このようなご指摘を受けたことを肝に銘じて、これから、あいつマシになったなぁと思っていただけるようにしたいと思います」とも述べた。