高速道路を走行中の車が規制中の作業現場に突っ込む事故について、NEXCO東日本関東支社が公式Xアカウント(@e_nexco_kanto)で注意を呼びかけている。
注意喚起とともに投稿された動画には、トラックが勢いよく作業車に向かってくる恐ろしい光景が映っていた。
作業員が命を落とす事故が発生している
NEXCOは9月4日、「規制中事故多発!高速道路を走行中の車両が規制中の作業現場の作業員に衝突し、作業員が命を落とす事故が発生しています」と投稿。
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その上で、「規制箇所では標識や看板の案内に従い、余裕を持った進路変更や十分な車間距離の確保など、安全な走行をお願いします」と呼びかけていた。
投稿には動画が添付されており、黄色い作業服を着た作業員が規制中の車線の前で誘導棒を振っている様子が映っている。しかし、前方から走ってきたトラックが作業員をめがけて突入してきた。
作業員は逃げてかわしたが、トラックはそのまま規制中の車線の前に止まっていた作業車に勢いよく衝突。間一髪の出来事だった。
この映像を見た人たちからは、「スマホか、居眠りか…」「『あの車を抜こう』とギリギリまで無理するドライバーも...」といった声が寄せられていた。
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NEXCO東日本のドライバーズサイト「ドラぷら」によると、高速道路での工事規制侵入事故件数は2020年が704件、21年が1095件、22年が1457件と、増加している。
規制内に進入した車にはねられた作業員らが死亡する重大事故も発生しているといい、NEXCO東日本は「規制速度に注意し、余裕を持って車線変更をしてください。規制先端部付近での無理な車線変更は大変危険です」と呼びかけている。