小学館『幼稚園』の本気の付録「AED体験セット」が話題に。「すごすぎんか」「天才」と反響続出

「おやこで! AEDたいけんセット」を使えば、子どもだけでなく、大人もAEDの使用方法を楽しく学べそうです
おやこで!AEDたいけんセット(イメージ画像)
小学館
おやこで!AEDたいけんセット(イメージ画像)

小学館の幼児誌『幼稚園』の最新号の付録が、「天才」「ほしい!」などと話題になっています。

小学館の公式サイトによると、8月30日発売の2024年10・11月号(税込1390円)の付録は、医療機器メーカーの日本光電とコラボした「おやこで! AEDたいけんセット」。

AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんして血液を流すポンプ機能を失った際に、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。

操作方法を音声でガイドしてくれることから、医療従事者でない一般市民でも使用でき、駅や学校といった公共施設など人が多く集まる場所を中心に設置されています。

『幼稚園』の付録は、AEDにそっくりの紙の組み立て式。30秒の音声ガイダンスを聞きながら、電極パッドを体のポスターに貼ったり、電気ショックのボタンを押したりして、AEDの使い方を実践的に学ぶことができます。

さらに、AEDの使用前後で必要となる胸骨圧迫(心臓マッサージ)の練習もできる内容になっています。

小学館の編集部は公式X(@youchien_hensyu)でこの付録を紹介。「いざというとき使えるか不安な方も多いのではないでしょうか。付録でAEDの操作を体験することが、お子さんと一緒にAEDのことや命の大切さを考えるきっかけになればと思います!」とつづっています。

SNSでは「これはマジで素晴らしい...!」「大人でも欲しい」「考えた人天才」など、反響が広がっています。

AED自体を知らなかったり、知っていても使用することに不安を感じたりする人は多いようです。

オムロンが7月、600人を対象に実施した調査では、AEDの使い方を「知っている」と答えた人は49.2%で、全体の半数以下にとどまりました。

また、AEDを用いた救命処置が必要な場面に居合わせたときに「自らAEDを使う」と回答した人は48%でした。

使わない理由として「使い方がわからない」「正しく使えるか自信がない」などの回答が多く、知識や経験に対して不安があることがわかっています