若い世代の「仕事観」が表れる新卒生の就職活動。Z世代である現在の学生たちは、どのような企業に注目しているのでしょうか。
人事コンサルティングの「ワークス・ジャパン」と産経新聞社が、2026年3月に卒業・修了予定の大学3年生と大学院1年生を対象に、就職希望先に関するアンケートをインターネット上で実施。1109人から回答を得て、中間結果を9月2日に発表しました。
文系と理系のそれぞれの上位企業を、ランキング形式で紹介します。
【文系総合】
10位 講談社 130pt
9位 三井物産 132pt
8位 アクセンチュア 141pt
7位 味の素 143pt
6位 日本航空（JAL） 151pt
5位 三井不動産 153pt
4位 三菱UFJ銀行 177pt
3位 サントリーホールディングス 187pt
3位にランクインしたのは「サントリーホールディングス」でした。
ワークライフバランスを追求しながら、仕事のやりがいも求める学生のニーズに合った結果といえそうです。
2位 三菱商事 311pt
2位には「三菱商事」がランクイン。
異動せずに他部署業務を経験できる「社内複業制度」をはじめ、自律的なキャリア支援を推進する方針が注目されています。
1位 伊藤忠商事 431pt
1位に選ばれたのは商社の「伊藤忠商事」でした。
顧客目線で商品・やサービスの提供を行う企業点などが、学生から支持されているようです。
就職人気企業ランキング【理系総合】
10位 三菱商事 99pt
9位 日立製作所 101pt
8位 富士フィルム 110pt
7位 旭化成 111pt
6位 トヨタ自動車 120pt
5位 味の素 126pt
4位 伊藤忠商事 128pt
3位 AGC 131pt
理系の3位には「AGC」がランクイン。
「AGC」は世界最大級のガラスメーカーで、他にも電子や化学品、セラミックスといった事業領域を展開しています。
2位 野村総合研究所（NRI）144pt
2位にランクインしたのは「野村総合研究所（NRI）」でした。
インターンシップで、AI・DXのエンジニアリングの最前線が学べるプログラムを提供していたり、インターンシップ選考で不合格となった学生にもフィードバックを行うなどの、学生に対する真摯な姿勢が人気を集めた理由だと考えられるようです。
1位 ソニーグループ 205pt
1位に選ばれたのは、「ソニーグループ」でした。
エンターテインメントやテクノロジー&サービスなどの幅広い事業領域、それを反映させたインターンシッププログラムは、仕事・キャリア軸で就職先を選ぶ学生にとって魅力に感じられるようです。
