「よく切り込んでくれた」フジ竹俣紅アナの発言が話題、河野太郎氏に「誹謗中傷という言葉を盾に権力振りかざす恐れ」

竹俣紅アナは「『国民の意見を聞かない総理になるのではないか』と心配になる」というメールを紹介した上で、河野太郎氏に対し、切り込む姿勢を見せた。
竹俣紅アナウンサー
竹俣紅アナウンサー
©︎フジテレビ

フジテレビの竹俣紅アナウンサーが、自民党総裁選に立候補している河野太郎氏に対して投げかけた言葉が、「よく切り込んでくれた」などとSNSで話題になっている。

話題となったのは、8月26日に放送されたBSフジの報道番組『プライムニュース』に出演した際のもの。竹俣アナは「視聴者からの意見」として、SNS上で河野氏が一般のユーザーを“ブロック“することについて同氏に尋ねた。

竹俣アナはまず、1通のメールを紹介。

「誹謗中傷に対してブロックすることは理解できるが、自分の都合の悪い意見などまでブロックしているように見えるので、このような方が総理総裁になっても『国民の意見を聞かない総理になるのではないか』と心配になる」という内容だった。

この指摘を受け、まず河野氏は「誹謗中傷はブロックしますけど、時々そうでないものを『間違えてブロックしてませんか?』と言われて解除することはあります」とした。

反響があったのは、この後の竹俣アナの追及だった。

竹俣アナは「政治家の場合、やはり芸能人ですとかオリンピック選手とは違って、誹謗中傷という言葉の中に、正当な批判ですとか反対意見も含んでしまうことによって、誹謗中傷という言葉を盾にして権力を振りかざす恐れもあるのかなと思うんですけど。その辺りはどうですか」と質問した。

河野太郎氏
河野太郎氏
時事通信社

これに対し河野氏は、「政治家だからいい、芸能人だからいいということをやっていたから、ここまで誹謗中傷が広がってしまったので、あらゆる誹謗中傷はダメだということがまず大前提」と持論を述べた。その上で、「別に個人(河野氏の)のXに誹謗中傷もどきで意見を言わなくても、色んな場面で意見を言うことはできますから。私はそれよりはこの誹謗中傷をいかに防ぐか、というのが今、SNSの中で大事なことだと思います」と応じた。

河野氏は竹俣アナの「誹謗中傷だと受け取った中に正当な批判がある場合があるのではないか」という指摘に対しては直接的に言及することを避けた。

SNSでは「竹俣アナよく切り込んだ」「会心の一撃だったのでは」「(河野氏の)答えが飛躍している」などと話題となった。

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