台風10号の影響はいつまで? 週末にかけて日本縦断。9月1週目まで続く可能性も

台風10号は週明けにかけ遅い速度で日本を縦断すると予測されています。影響はいつまで続くのでしょうか?
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週末にかけて広範囲で荒天警戒

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8月29日(木)6時推定で、非常に強い勢力の台風10号(サンサン)は鹿児島県の薩摩川内市の南西を北上中です。

30日(金)にかけて九州本土に最接近・上陸する見通しです。週明けにかけて比較的遅い速度で西日本から東日本に向けて日本列島を縦断する予想です。

奄美や九州では最大瞬間風速50m/sを超える猛烈な暴風が吹くおそれがあり、西日本では総雨量が700mmを超える大雨となるおそれがあります。大雨や暴風による被害、停電、交通機関への影響などが懸念されますので、早めに備えを進めてください。

台風の影響は9月にかかる可能性も

台風は上空の気圧の谷の影響を受けづらい予想に変わっていて、ジェット気流に乗ることができずに比較的遅い速度で日本列島を縦断することが予想されています。影響は月をまたぎ9月1週目にかかる可能性があります。

進路の予測には非常に大きなばらつきがあり、進行速度の予測誤差がかなり大きくなっています。現在の台風情報よりもさらに進行が遅くなることも考えられるため、今後の予報の変化にも注意してください。

台風が日本付近にいる間は、太平洋側を中心に南から湿った空気が流れ込みやすい状況が続きます。東海を中心に西日本や東日本の太平洋側では大雨が長引くおそれもあります。

北日本で前線活発化 大雨のおそれ

北日本では前線の活動が活発になるため大雨となるおそれがあります。すでに東北北部などで雨が強まっていますが、30日(金)頃にかけて断続的に雨が強まるおそれがあります。

総雨量が多くなるおそれがあるため、台風から離れていても気象情報に注意してください。7月に水害に見舞われた秋田県や山形県でも雨の強まる可能性があります。
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