ブランドの名前には、見た目以上の意味が込められることがよくある。
例えば、グミで有名なドイツの「Haribo(ハリボー)」は、会社の創設者の名前から来ている。
ブロック玩具の「LEGO(レゴ)」も例外ではないようだ。
LEGOはデンマーク発祥のおもちゃ。そのため、LEGOがデンマーク語の意味を持つであろうことは容易に想像できるだろう。
LEGOの意味は?
同社ウェブサイトによると、LEGOはデンマーク語で「よく遊べ」を意味する「leg godt」の略語だという。
LEGO創業者のオーレ・キアク・クリスチャンセン氏は、1930年代の経済不況期におもちゃ作りを開始。もともと大工と指物業を営んでいたが、経営はうまくいかず、従業員を全員解雇せざるを得なくなったという。デンマーク企業協会の手を借り、この会社を玩具メーカーに作り替えた。
LEGOがプラスチックになったのはいつ?
当時は木製のおもちゃを作っていたが、第2次世界大戦が終わる頃には、おもちゃに使用できる良質なブナ材の調達に苦労するようになった。
LEGOのサイトによると、同社初のプラスチック制作用の機械は1947年に導入されたという。そして1949年、今私たちが知るブロックが発明され販売された。
当時、この製品はデンマーク国内のみでの販売だったが、「Automatic Binding Bricks(自動結合ブロック)」という英語の製品名が付けられた。しかし、ブロックは目立ったヒット商品にはならなかった。
クリスチャンセン氏の息子たちは、木製おもちゃに戻すよう説得したが、クリスチャンセン氏はそれを聞き入れず、「信念はないのか?これを成功させれば、このブロックを世界中に売ることができるんだ!」と述べたと伝えられている。
2023年、同社の売上高は659億デンマーククローネ(約1.4兆円)に達した。
ハフポストUK版の記事を翻訳・編集しました。