▼台風10号 8月28日(水) 8時推定
中心位置 奄美市の北北東約90km
大きさ階級 //
強さ階級 非常に強い
移動 北西 ゆっくり
中心気圧 935 hPa
最大風速 50 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 70 m/s
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台風の中心付近では40m/sを超える暴風を観測
台風10号は奄美大島の近くをゆっくりとしたスピードでさらに発達しながら北上しています。昨夜、台風の中心がすぐ近くを通過した奄美地方の喜界島では44.2m/sの最大瞬間風速を観測しました。
8時推定でも奄美大島や喜界島、トカラ列島の一部が暴風域に入っていて、九州電力によると7時30分現在でも奄美大島や喜界島などでは1万戸以上で停電が続いている状況です。奄美地方には暴風・波浪・高潮警報が発表されています。
台風を移動させる風が弱いため、奄美地方では今日も暴風域内で非常に強い風が吹き荒れ、停電の復旧にも時間がかかるおそれがあります。雨や風が強く窓が開けられない状況で室内では蒸し暑くなりますので、熱中症にもご注意ください。
種子島・屋久島地方でも、だんだんと風が強まり、屋久島にあるアメダス尾之間でも、32.0m/sの最大瞬間風速を観測しています。午後はさらに強い風が吹き荒れる予想です。
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台風に関する特別警報発表の可能性も
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九州や四国では大雨に厳重警戒 1000mmに迫るおそれ
西日本から東日本の太平洋側には台風の周囲をまわる湿った空気が次々に流れ込み、局地的に激しい雨となっています。東海では24時間雨量がすでに200mmを超えているところもあります。
この先は台風の北上に伴い、台風本体の雨雲がかかる地域で断続的に激しい雨が降り続くおそれがあります。特に、南東からの風が山にぶつかる地域などで雨量がかなり多くなるおそれがあり、九州や四国の太平洋側の多いところではさらに700mm以上、東海でも300mm以上の雨が降る予想です。河川の氾濫や土砂災害等に厳重な警戒が必要です。
台風の動きがより遅くなった場合や線状降水帯が形成された場合などには、総雨量が1000mmに達するおそれがあります。九州ではこれまでの観測史上一位の記録を超えるような大雨となることが考えられる状況です。大雨に関する特別警報が発表される可能性もあります。避難などを行う場合は、荒天になってからではなく、早めに判断するようにしてください。
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台風の暴風域に入る確率
愛媛県 56 %
高知県 52 %
福岡県 63 %
佐賀県 61 %
長崎県
北部・南部 73 %
五島 51 %
熊本県 85 %
大分県 65 %
宮崎県 78 %
鹿児島県(奄美地方除く)
薩摩・大隅地方(甑島除く) 96 %
甑島 94 %
種子島・屋久島地方 99 %
奄美地方 100 %
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台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。» 関連記事「台風の名前はどうやって決める?日本など提案のアジア名140個の呼名リスト」
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