台風10号の進路予想は?非常に強い勢力で接近する見込み。全国各地で暴風や大雨に警戒を

台風10号の予想進路は?いつ来るのか?気になる天気予報を紹介します。
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8月24日(土)9時現在、台風10号(サンサン)は小笠原諸島近海を北上しています。中心付近の最大風速が35m/sに達し、強い勢力の台風となりました。

▼台風10号 8月24日(土)9時
 中心位置   小笠原近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北 25 km/h
 中心気圧   980 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s
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非常に強い勢力まで発達し日本に近づく

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台風10号は今後、海面水温や風の環境が発達に適した領域を進むため、急速に勢力を強めます。27日(火)には中心付近の最大風速が45m/sに達し、「非常に強い」台風になる予想です。

進路の予想を見ると、台風10号はしばらく北上したあとは西寄りに進路を変え、北緯30度付近までは北西に進む見込みです。その後は進行方向を北東に変えて、27日(火)から28日(水)にかけて九州から関東のどこかに上陸する可能性が高くなっています。そのまま北北東に進み、温帯低気圧の性質を帯びながら日本列島を縦断し、北日本方面に向かう可能性が考えられます。

進路に近い地域では暴風や大雨の影響が大きくなることが懸念されます。また、進路の東側では中心から離れた地域でも風が強まり荒天となるおそれがあるため注意が必要です。
» 最大10日先まで延長 台風進路予測Max(要ログイン)

参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
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この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。

これらを比較すると、四国沖で転向して北日本方面へ向かう傾向は概ね揃っていて、日本に影響が出ることはほぼ確実といえそうです。予報期間を考えるとばらつきは比較的小さいとはいえ、陸地に浅い角度で接近するため上陸する地域を絞り込むのが難しく、近畿よりも西を通るコースから関東付近を通るコースまで考えられる状況です。

わずかな進路の違いでも影響が出る地域や影響の程度に大きな差がでてきますので、予報の変化に注視が必要です。日がたつにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
» 世界各国の進路予想(要ログイン)

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5日先までに台風の暴風域に入る確率がが31%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
・51〜60%
 三重県、奈良県、和歌山県
・41〜50%
 富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、徳島県、香川県、高知県
・31〜40%
 群馬県、新潟県、山梨県、鳥取県、岡山県、愛媛県

27日(火)〜29日(木)は暴風警報、波浪警報、高潮警報、大雨警報などが発表される可能性があります。交通機関への影響も拡大し、鉄道の運転見合わせや高速道路の通行止めなどの影響が広がることが考えられます。
» 関連記事「暴風警報の可能性は」
» 関連記事「交通機関への影響予測」

台風の接近前から大雨のおそれ

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今週末からは上空の気圧の谷が日本列島の西側に停滞し、太平洋高気圧の縁辺を回る湿った空気が日本付近に流れ込みやすい状況が続きます。この影響で本州付近に停滞する前線の活動が活発になります。

さらに台風10号からの湿った空気の影響も加わるため大気の状態が不安定で、台風の接近前から雨量がかさみ大雨となるおそれがあります。台風から離れていても気象情報に注意するようにしてください。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風10号の名前「サンサン(Shanshan/珊珊)」は香港が提案した名称で、少女の名前が由来です。
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