家にいる時のエアコン⇨7割が「フル稼働」。連日の猛暑で運動不足も約6割に

エアコンの稼働状況や外出回数、運動不足など、猛暑による影響の調査結果を紹介します。
ウェザーニュース
今日2024年8月22日(木)は、二十四節気「処暑」で、暦の上では厳しかった暑さが和らぐ頃とされています。子ども達の夏休みも終盤となり、まさに「夏の終わり」が始まろうとしています。
近年、夏の暑さが厳しくなってきていますが、皆さんの生活や健康状態はいかがでしょうか?ウェザーニュースは猛暑による影響を調べるため、スマホアプリ利用者を対象にアンケート調査を実施しました。

過去10年で最も猛暑日地点数が多い

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この夏は全国各地で35℃を越える猛暑日を観測し、31日連続で猛暑日地点数が100を超えました。40℃以上を観測した地点は静岡や岐阜・美濃など9地点にのぼります。(2024年8月20日現在)

7月1日から8月20日までの累積猛暑日地点数は、2024年は7572地点に達しました。

埼玉県熊谷で41.1℃を記録し、日最高気温の全国記録を更新した2018年の5264地点や、過去最も暑かった2023年の5378地点を大きく上回る結果となりました。

7割がエアコン「フル稼働」

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在宅時のエアコンの稼働状況について質問したところ、「フル稼働」が70.1%と、約7割の方がエアコンを常時使用していることが分かりました。

コメントでは「快適に過ごしたい」「子どもや高齢者、ペットのため」という理由が多く挙げられ、扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させるなど、熱中症対策を工夫している声もありました。

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都道府県別では、関東や東海、近畿では約7割がフル稼働している一方、北海道ではフル稼働が2割以下、甲信地方が約4割、東北地方が約5割という結果になりました。特に北海道では「つけたり消したり」という使用方法が4割程度と最も多く、そもそも「エアコンが家にない」という回答が3割以上にのぼりました。

北海道でも年々暑さが増し、エアコンを設置する人が増えているとの声がある一方、エアコンを使用する習慣が根付いていない、あるいは賃貸物件にエアコンが設置されていないケースが多いなど、本州とは異なる状況が浮き彫りになりました。

外出減って約6割が運動不足か

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外出回数や運動不足について質問したところ、連日の猛暑により外出が減った方は約7割を占め、運動不足になった方は約6割にのぼりました。

外出機会の減少については、「配達に頼ることが増えた」「熱中症警戒アラートで外出を控えた」という声が多く、昼間の外出を避け、朝や夕方の涼しい時間帯に限定する人も増えているようです。

運動量については、外出の機会の減少による相関性もありますが、散歩時間の短縮やストレッチへの切り替えなど、活動のボリュームが減ったという声が多く寄せられました。

しばらく厳しい残暑が続く予想 

この先は体温を大きく上回るような猛烈な暑さとはならないものの、9月に入っても暑さはすぐに落ち着かず厳しい残暑が続く予想です。それでも朝晩は少しずつ涼しさを感じられるようになる見込みです。運動不足が気になる方は、朝晩を中心に外で体を動かす時間を作ってみるのはいかがでしょうか。

▽調査概要

調査日:2024年8月20日6時〜21日6時

質問1:在宅時、エアコンの稼働状況は?

回答者数:15332人

回答:「使ってる」「つけたり消したり」「つけていない」「エアコンが家にない」 から選択

質問2:この夏、猛暑が原因で外出減った?

回答者数:14313人

回答:「はい」「いいえ」 から選択

質問3:この夏、猛暑が原因で運動不足になった?

回答者数:14094人

回答:「はい」「いいえ」 から選択

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)