【台風10号】今後の進路は?暴風域を伴い、来週は本州に接近の可能性も

台風10号の影響は?来週に本州接近の可能性が高いとのことです。
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8月22日(木)6時現在、台風10号(サンサン)はマリアナ諸島を西北西に進んでいます。

▼台風10号 8月22日(木)6時
 中心位置   マリアナ諸島
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西北西 10 km/h
 中心気圧   1002 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

今週末は暴風域を伴って小笠原近海を北上し、来週は本州付近に影響が出る可能性が高まっています。今後の進路・台風情報に注意してください。

日本へ影響の可能性高まる

勢力の予想を見ると、台風10号は24日(土)〜25日(日)頃には暴風域を伴う程度に発達し、5日先には「強い」台風になる可能性があります。

進路の予想を見ると、台風10号は25日(日)頃に小笠原近海を通過し、5日先の27日(火)頃には本州の南に北上してくる可能性が高まっていて、本州や四国などに接近するおそれがあります。

また、北緯30度あたりまでは北北西に進むものの、その後は北北東に進路を変える可能性が考えられます。

参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
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参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果

この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。

これらを比較すると、本州の南に北上する傾向は概ね揃っていて、日本に影響が出る可能性がかなり高くなっているといえます。予報期間を考えるとばらつきは比較的小さいとはいえ、近畿よりも西を通るコースから関東付近を通るコースまで考えられ、地域を絞り込んで影響を予測するのは難しくなっています。

わずかな進路の違いでも影響が出る地域や影響の程度に大きな差がでてきますので、予報の変化に注視が必要です。日がたつにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。

台風の発生は今月6つめ

平年の台風発生数
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平年の台風発生数

台風の発生は今週19日(月)に発生した台風9号以来で3日ぶりです。今月に入ってから6つめの台風発生です。

台風発生数の平年値を見ると、8月は平均5.7個で一年の中でも最も台風の発生が多くなる時期です。今年もすでに6つの台風が発生しているため、平年並みかそれを上回るペースといえそうです。

夏から秋に変わると本州付近に近づく台風が増えてくることも考えられ、本格的な台風シーズンとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風10号の名前「サンサン(Shanshan/珊珊)」は香港が提案した名称で、少女の名前が由来です。