「人間だけでなく、ペットも熱中症になります」ーー。警視庁災害対策課は8月21日、公式Xアカウント(@MPD_bousai)で、過去に反響があった投稿を再び発信した。
犬や猫が熱中症になった時に現れる症状や、熱中症になった時の冷やし方とは。
熱中症になった時の冷やし方は?
警視庁は2019年8月13日、「犬や猫は体温を調整する力が弱く、暑さや高い湿度が苦手です。高温になる自動車内などは特に注意して下さい」と投稿。
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室内でも熱中症の危険はあり、エアコンで室温を調整したり、扇風機で空気を循環させたりし、飲み水も多めに置くなどの対策が効果的だとした。
その上で、犬や猫が熱中症になると、次のような症状が出るという。
▽初期〜中期
①いつもより呼吸が荒く、よだれをたくさん垂らしている
②ふらついて歩けなくなり、ぐったりしている
③心拍数が上がっている
④体温が高い
⑤目が赤く充血し、歯茎が真っ赤になる
▽さらに進んだ症状
①下痢や嘔吐を繰り返す
②意識がもうろうとしていたり、消失している
③けいれん発作を起こしている
また、熱中症になった時の冷やし方は次の通りだ。
①日陰で涼しく風通しが良い場所に寝かし、水を飲ませる
②体に濡れタオルを巻く(常温の水を使う)
③保冷剤をタオルで巻いたものや濡れタオルを、首筋の裏側や前足の付け根内側、後足の内股に当て、ゆっくりと冷やす
④激しい呼吸が落ち着くまで休ませる
なお、これはあくまで応急処置のため、警視庁はすぐに獣医に相談することを呼びかけている。
当時の投稿には、「大切なペットも気にかけてあげて」「家ではクーラーをつけっぱなしにしている」「飼い主に有益な情報」などといった声が寄せられていた。