パリパラリンピックの開催を前に、世界的に有名なファッションドール「バービー」から、新たに視覚障がいのある人形が国内で数量限定で発売される。
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新たに発売される「バービー ファッショニスタ ラベンダーピンク」は、米国盲人協会(AFB)協力のもと、実際に視覚障がいのある子どもたちに遊ばせながら開発されたという。
ドールには、目を光から保護するためのサングラスと白杖(はくじょう)を付けた。トップスのファスナーを鮮やかな色にして見やすくしたり、スカートに伸縮性のあるウエストバンドを使用したりして、視覚障がいがあっても着せ替えしやすくしている。
スカートは手触りを感じやすいフリル素材を採用し、商品パッケージ表面には点字で「Barbie」と記してある。
視覚障がいのあるインフルエンサーとして活躍する英国のルーシー・エドワーズさんは、このバービー人形の発売について「私はずっと自分に似たロールモデルが欲しかった。そしてついにそれが実現した」と歓迎している。
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1959年に生まれたバービー人形は、過去にはブロンドや細いウエスト、人間離れしたスタイルなど「画一化された美」に対する批判もあった。
しかし近年、バービーを手掛ける米国マテル社は、車椅子や補聴器、義足などを使った人形を展開しており、ダイバーシティの重要性を強調している。
今回は、全米ダウン症協会と協力して開発された黒人のダウン症のあるドール、車椅子を使う「ケン」のドールもあわせて発売されるという。
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