フランス・パリで開催されたオリンピックでは、アスリートが目標に向かってプレーする姿に、勇気づけられた人もたくさんいるのではないでしょうか。
8月28日には、パラリンピックの開会式も行われます。
今回は、オリンピックの余韻に浸りながら観てほしい、Netflixで配信中の、スポーツをテーマにした韓国ドラマ5作品を紹介します。
1「二十五、二十一」
スポーツ×青春ドラマで、断トツ1番でおすすめしたいのが、「二十五、二十一」(2022年)。
キム・テリさん演じるフェンシング選手、ナ・ヒドが、高校でフェンシングと必死に向き合いながら成長し、オリンピックまで上り詰めていく姿に胸を打たれます。
時代に翻弄されつつ懸命に人生を歩もうとする青年ペク・イジンは、ドラマ「スタートアップ」や「まぶしくて」などにも出演しているナム・ジュヒョクさんが演じており、切なさや悔しさを絶妙な表情で表現する高い演技力にも注目です。
パリ五輪でも話題になったフェンシング。「二十五、二十一」を観てから試合映像を観戦すると、一人ひとりの選手の苦労や努力が想像されるようでした。
ナ・ヒドが、フェンシング選手として急激な勢いで成長し、勝ち進んでいく姿に勇気づけられる作品です。
2「それでも僕らは走り続ける」
観ていると自分もランニングを始めたくなるドラマが、2020年公開の「それでも僕らは走り続ける」。
陸上短距離の韓国代表選手であるキ・ソンギョム(イム・シワン)と映画の字幕翻訳家のオ・ミジュ(シン・セギョン)のラブコメディ。
全く違った世界で生きてきた2人がひょんな出来事をきっかけに出会い、お互いの夢や目標を追いつつ、同じ方向へと共に走っていく姿が描かれています。
アイドルグループ「少女時代」のチェ・スヨンさんや、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で話題になったカン・テオさんも、作中で重要な役柄を演じています。
3「ラケット少年団」
「ラケット少年団」(2021)の主人公は、バトミントンコーチを務める父親の仕事の都合で、地方に引っ越してきた少年。父親がコーチとして活動する転校先の中学校で、ひょんなことからバドミントン部に入部。初めは嫌々だったものの、仲間と切磋琢磨しながらのめり込んでいく、青春ストーリーです。
バトミントン部のメンバーたちは、「ムーブ・トゥ・ヘヴン」でアスペルガー症候群の少年グルを好演したタン・ジュンサンさん、「二十五、二十一」出演のチェ・ヒョンウクさん、「椿の花咲く頃」出演のキム・ガンフンさんらが演じています。
地方の中学生のドラマだと思って侮るなかれ。テンポ良く進むストーリーや、村の住民との交流と深い人間ドラマ、演技派若手俳優たちの圧倒的表現力に魅了されます。
4「恋のゴールドメダル」
「恋のゴールドメダル」(2016)は、男子水泳部のトップ選手と女子重量挙げ部のエース選手がメインキャラクターのラブコメディ。
体育大学を舞台にした、様々な部活の選手たちの青春が描かれた作品です。
水泳部トップ選手を、「スタートアップ」や「二十五、二十一」で一躍人気になったナム・ジュヒョクさん、重量挙げ選手を「愛だと言って」出演のイ・ソンギョンさんが演じています。
「スタートアップ」では少し弱気だけど秀才でやさしい、「二十五、二十一」では苦労人のお兄さんキャラを演じたナム・ジュヒョクさんですが、本作では少し強気のスポーツマンの姿を見ることができます。
5「チアアップ」
スポーツからは少し離れる番外編ですが、大学の応援団を舞台にしたドラマ「チアアップ」(2022)もおすすめです。応援団での人間関係や恋愛、大学生ならではのバイトと大学、就活との両立などが描かれています。
貧しい家庭に育つも、全力でバイトをしながら家族を支える元気な主人公のト・ヘイ。あることをきっかけに応援団に入団し、そこで出会った仲間との青春ストーリーが展開されていきます。
それぞれ様々な状況に置かれながらも、全力で大学生活の青春を駆け抜ける姿に勇気と元気をもらえます。